ここ10年ぐらい、私の生活に手帳が不可欠になってきた。
アナログだけど、これがいい。
以前は、手帳なんか必要としない単調な日々だった。
月曜日から金曜日までは仕事で、
たまに子供の学校行事や家の用事。後は友達とのランチなど。
わざわざ、手帳で管理をしなくてもカレンダーに書いておけば、事足りる。
そんな私と違って、
いつも、カバンに可愛い手帳を入れている友達がいた。
その友達は、手帳を広げては、
「うーんと、その日✕✕だし。この日はあれだしねェ・・・。
何日だったら空いてるよー」なんて言う。
私は内心、何を書いてるんだろう?
そんなにスケジュールがいっぱいだなんて・・・
さぞかし、私生活、充実してるんやねェ~なんて、
興味と羨ましい気持ちでいました。
それに、手帳を開ける姿が、何か恰好良く見えて・・・
ある年の一月も、まだ始まったばかりの頃。
買い物ついでに、ちょっと思い立って、文房具屋さんに寄ってみると、
おしゃれな手帳が、あるある!
「私も一回使ってみようかなぁー」と言う気になり、
ウキウキ気分で買って帰りました。
早速、手帳を開けて・・ご満悦。
まずは、後ろの名前や住所、友達の情報などを書入れ・・・次は、
??・・・
そうだ!そうだ!家族の誕生日と、後は、うーん無いなあーー
まあーいいか。その内、何か書く事も出て来るだろうと。
それからは、お気に入りの手帳を、いつもカバンに入れて持ち歩いていた。
それだけでテンションが上がる⤴⤴
でも、
学校の行事や、たまに友達とのランチ日なんて、宙で覚えられる。
手帳の三分の一も使わない内に、無用の長物となり、
結局・・・
一年の終わりには、ちょっとお高い手帳も、ゴミ箱行になってしまいました。
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そんな私にとって、手帳が無くてはならない物になるとは。
今は、もっぱら100均の手帳ですが、ぎっしり書き込んでいる。
仕事の勤務日程はもちろん、クラブやボランティアなど、諸々。
しっかり記入しておかないと、ダブルブッキングしかねない。
友達の前で、
「ちょっ待ってねえー」なんて手帳を取り出すと、
横から覗き込ん来て、
「凄いねー。ぎっしり書いてるやん」て言われたり。
こんな日が来るなんて・・・
一人で勝手に優越感にしたっている(自己満)
今では不可欠な手帳。
昔、買った、
ちょっと値段の張る手帳では無いけれど・・・
100均の可愛い手帳を開けて、悦に入っている。
―枯れんー